第6回:龍戒編その6~ソウリュウくん大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!~
前回のあらすじ:大☆勝☆利
さらば、ギム・ザイファ
「神暦319年、我が軍は堯舜を占領しました」
「そして神暦320年。迦沼、ギルス、砂蛇を占領。我が軍は分断された敵を殲滅し、結果……」
「領土が増えたよ!」
「やったねリツキくん!」
「というわけで、こちらが神暦321年の勢力図です」
「圧倒的じゃないか我が国は!」
「そうですね。もうほとんど勝ったも同然です」
「ここまでくると、勝つか負けるかよりも『どう勝つか』の戦いになってくるな」
「残りは対ギム・ザイファ戦で共に戦った想武様と、どさくさに紛れて領土を増やしたライネ様ですか。……複数拠点に同時侵攻して、さっさと終わらせますか?」
「いや、ここは堅実に行くぞ。まずは想武から潰す」
やべーやつが来た!
「ソウリュウ様、なんかやたらと有能な武将が仕官してきましたが……」
「げぇっ! 魔鏡! リヴァスの神王ヴェイ・ルースが持ってるレア才能じゃねぇか! ……あー、もうそんな時期なんだな」
「時期、というと?」
「終盤になってくると、さも『さっさとクリアしろ』と言わんばかりに強力な在野武将が出てくるんだよ。……まあ、敵国に仕官してる場合もあるがな」
「登用しますか?」
「ああ。魔鏡は強い。特に終盤はな。あとはちょいと兵力再編するぞ」
「子孫武将は侵攻用として兵数1000程度に、月人武将は防衛用として最大まで兵数を盛りました」
「それでいい。侵攻時には出兵費がかかるし、兵数が相手よりも多すぎると、野戦時に『奇襲』を受ける危険性が出てくるからな。
他国に攻め込む武将は兵数を抑えて、逆に籠城戦を行う武将は、できるだけ兵数を増やしておくぞ」
想武攻略
「フッ。この覇帝ソウリュウ相手に良く戦ったと褒めてやろう。地下の幽室で永遠の余生を楽しむがいいハーッハッハッハ!」
「あの、ソウリュウ様。楽しそうなところ申し訳ないのですが……」
「あ? 何だリツキ」
「想武様、逃げられちゃいました」
「……」
ライネ攻略
「フッ。最後まで生き残った褒美に、次回のプレイヤー国家にしてやろう。だが今回は地下の幽室で永遠の余生を楽しむがいいハーッハッハッハ!」
「あの、ソウリュウ様……」
「おい待てやめろリツキ」
「あああああ!!」
「えーと、というわけで……神暦328年」
龍戒の神王・覇帝ソウリュウ 全神国を統一す
「なんだか最後の最後に不完全燃焼な感はあるが………ついに完全制覇だ!」
「終わってみればごく普通のプレイでしたね」
「一番真っ当なヴァジアルサーガの楽しみ方ができたな!」
次回予告
「それで次回は……ライネ様の灯咲国でプレイするんですか?」
「ああ。実を言うと、今回のプレイでは最重要才能である『双子』を回収できなかったからな。初期配置で双子持ちがいるライネでプレイする」
「ということはソウリュウ様とは今回でお別れですか……次回からは私とライネ様で頑張りますね」
「いやお前がライネと交代らしいぞ」
「は? ソウリュウ様がリストラじゃないんですか?」
「あ? んなわきゃねぇだろ」
「外伝ボイスドラマで私に負けたソウリュウ様がリストラじゃないんですか?」
「……」
「……」
「言いやがったなリツキ! 上等だかかってこいや!」
「第二次神暦大戦開幕ですよソウリュウ様!」
灯咲編に続く!