第15回:紅彩編その1~モブ神王がんばる~
キャラクター紹介
紅彩くん
ライネくん
灯咲から紅彩へ
「おや? ライネさん、どうしてここに?」
「『前回』のお詫びにね。まあ、別の周回の話だから、あなたは覚えていないだろうけど……」
「……?」
「あんまり気にしないで。それよりも紅彩、はじまるわ」
「えっ……。はじまる、って、何がです?」
「神暦大戦よ」
目指せ封印回避
「うぅ……戦争ですか。あまり気は進みませんが……」
「でも紅彩国も私の灯咲国と大して変わらない弱小国だから、戦わなかったらあっという間に滅亡しちゃうわよ」
「滅亡……封印……地下幽室……うっ、頭が……」
「残念だけど、地下幽室行きを避けたいなら戦わなくちゃ」
「……仕方ありませんね」
「まず初期配備の月人を選択しましょう。第二世代型と第三世代型がいるけど……」
「第三世代型にしましょう! 十二星座モチーフですし!」
「そういえば星が好きなんだっけ、紅彩」
「はい。今*1はおとめ座の期間なので、パルテノスちゃんにしましょうか」
「でもパルテノスだと、才能の『遠洗』が配下のベガと被っちゃうわね。変えておいた方が良いんじゃない?」
「そうですね……それでは、余っていた『青龍』の遺伝子を、えいっ」
「月人の才能は遺伝子抽出できないから、うっかり超レアな才能遺伝子を使わないように気をつけてね」
ありがとうパルテノス
「パルテノスちゃんのおかげで、総兵力が2000に増えました」
「さらに徴兵もして、と」
「すごい……初期配備では1200だった総兵力が」
「あっという間に2900。これだけあれば、十分に序盤から攻めていけるわね」
「せ、戦争ですか……うまくやれるでしょうか」
「戦術値にボーナス全部振ってるし攻城値も元からそこそこあるし、わりとなんとかなると思うわよ?」
「やれるだけはやってみますけど……」
いつものやつ
「というわけで、いつもの時報をはさみつつ」
「リシュさーん!」
「時は流れて神暦305年、紅彩国の子孫がはじめて元服したわ!」
「ぱちぱちぱちー」
「最初の一人には当然『双子』の才能遺伝子を融合! そして二人目は、もともと持っていた才能に『ある才能』を融合して、レア才能『源霊』を作成!」
「一人目には、今後の我が国の発展を願い、『いて座A*(エースター)』と命名」
(愚民とはいえ人に付ける名前じゃない気がする……)
「二人目には、豊穣の女神の名を冠した準惑星に因み、『ケレス』と命名しました」
「子孫武将の名前は星縛りでいくの?」
「星好きはわたくし紅彩神王の数少ない個性なので、このへんで活かしてみようかな、と……」
「あなた初代じゃ顔絵もなかったモブ神王だものね……」
あっ……
「そして翌年、子孫パワーで隣国のデフィス領ベルナに侵攻よ!」
「この時点でかなり順調に領土拡張ができていました。このターンでベルナを落とし、翌年にモンバルギでデフィス神王を破れば、アラナダ、陸奥の二つの領土もまるっと手に入りますね」
「同盟国の援軍は期待できないけど……まあなんとかなるでしょ!」
「あっ」
「あっ」
紅彩編その2に続く!
*1:プレイ開始時は9月19日でした