第28回:アラナダ編その7~アラナダ・オーサス戦争~
前回のあらすじ:裏切りは神暦大戦ではよくあること
雲雷防衛戦
「神暦309年。同盟国オーサスが、同盟破棄を宣言。同時に私たちの所領である雲雷に向けて、軍を動かしてきました! ……ど、どうしましょうデフィス様」
「全軍防衛……に回って領土拡張を諦めるのは勿体ねぇな。侵攻と防衛に軍を分けるぞ」
「はーい! アラナダの情報力は世界一ですから、まず侵攻が先になりますね!」
「二国を占領! 次は防衛だ! 侵攻部隊以外は雲雷に集結しろ!」
「敵の方が多いみたいですけど、籠城しますか、デフィス様?」
「いや、ここは打って出るぞ! はっきり言っておくが、この戦……超余裕だ!」
雲雷防衛戦
「あの、デフィス様。援軍の到着で、我が軍の総兵力が12000を突破したんですけど……今年はどの同盟国にも援軍要請は出してませんよね?」
「実はなムーム。防衛戦の場合は、隣接している自国領からも援軍が出せるんだ」
「……それめちゃくちゃ強くないですか?」
「めっっっちゃくちゃ強い。ってわけでサクっと返り討ちだ!」
「はえー……防衛側ってすっごく有利なんですね……」
オーサス占領
「返す刀で逆侵攻だ! 翌年にオーサスを落としたぞ!」
「8800が攻めてきたときはどうなるかと思いましたけど……難なく滅ぼしちゃいましたね」
「はっきり言ってゴート・メイサスは戦下手だからな。数だけ揃えたところで、こっちのスコアが増えるだけだ」
「おいしくいただいちゃいましたねー」
勝利は目前?
「オーサスを滅ぼした後、ネミスの領土をいくつか奪い……神暦312年になったぜ!」
「勢力数もずいぶん減りましたね」
「ああ、残り勢力数は6。もう終盤戦だな。そして最早、単体で俺達に対抗できる相手は存在しねぇ!」
「もうほぼ勝ったようなものですね!」
「そうだなムーム。だが油断して雑なプレイをするとすぐ痛い目を見るのがヴァジアルサーガだ。一国ずつ確実に潰していくぞ!」
「はーい! それじゃあ今回はここまで………じゃないですよデフィス様!」
「うおっ、どうしたムーム?」
「大事なことを忘れていました!」
「……大事なことって、これのことかよ」
「最重要ですよっ!」
アラナダ編その8に続く!