第39回:堯舜編その6~砂神が出ない~
前回のあらすじ:ミル・フラートを倒した!
あの人が来た!
「むっ……デフィスよ。ソウリュウが我が国と事を構えるつもりのようであるな」
「それじゃあサクっと殴るか」
「この国力差では勝負にならぬであろうな……」
「あとは呉宇と灯咲を占領すれば勝負アリだな」
「で、あるか……む?」
「こいつは……知る人ぞ知るファンサービス武将が仕官してきたな」
「わこじょい」
「おつじょい」
「……ふむ。運が向いてきたのかもしれぬ。これならば砂神の才能獲得もじきに……」
「1/100をそう簡単に拾えるか? 期待は程々にしといて、とりあえず今はソウリュウを殴るぜ!」
灯咲の戦い
「ふむ……いまひとつ盛り上がらぬな」
「終盤戦ではあるんだが……戦力差が圧倒的だからなぁ。総兵力こそ二倍の差しかないが他の要素が隔絶してやがる……見ろよ、圧勝だぜ」
「あっけないものであるな」
「なにはともあれこれで勝利! 龍戒国の領土はすべていただきだぜ!」
「しかし……まだ我らにはやらねばならぬことがあるのだ……」
急転
「どうだセイドウ、アヴァリスの子供はできそうか?」
「いや、またダメであったわ。さすがに1%はそう簡単に引けるものではないな……」
「まだしばらくかかるか……少々厄介だな」
「うん? ……何があった、デフィスよ」
「従属させていたヴェイ・ルースが離反した」
「……なんだと?」
「ぬう、なんということだ……このために従属国が離反しにくくなる『王信』持ちの子孫まで作っておいたというのに……!」
「さらにもうひとつ悪い知らせだぜ」
「そうか……もうしばらく、子孫繁栄に専念できるかと思っておったが」
「堯舜VSリヴァス&呉宇、ってところだな。奴らの総兵力は合わされば30000を超える。こいつらが最後の山になるぜ」
「受けて立とうではないか、デフィスよ。……決戦だ!」
堯舜編その7に続く!