第44回:リヴァス編その3~叛乱~
前回のあらすじ:失敗しちゃった☆
蜂起!
「神暦312年……今度こそ」
「うむ。従属契約を破棄し、雲雷領ジィーア、雲雷領モンバルギに侵攻である!」
領土拡張
「侵攻作戦は成功だね……」
「で、あるな。さらにここから順調に侵攻を続け、神暦316年には――」
「――このとおり、領土を9カ国まで拡大したわけであるが」
「問題はここからだね」
「うむ。これまでは無人の領地を奪い取ってきただけであったが、これより先はどうやっても戦を避けては通れぬ」
「さしあたっては……易爻」
同盟国の使い方
「うむ。易爻戦はまともな戦になるであろうが……ここは、元服したての新人武将『鬼刃』一人に任せることとする」
「……一人で大丈夫なの?」
「案ずるな、ヴェイ・ルースよ」
「出兵費100……わずか500の兵で? 敵軍は守備隊480に加えて、後方に援軍がいるみたいだけど」
「心配無用。このために先程、皇陰国の黒帝シンリュウと同盟を結び、援軍要請をしておいた。つまり……こういうことである」
「これは……ひどい……」
「これこそヴァジアルサーガ。いかにして同盟国の戦力を上手く利用するか……自国の出兵費を抑えるだけでなく、将来的なライバルである同盟国に兵力を消耗させることもできる。まさに一石二鳥の戦略であるな」
「なにはともあれ、同盟国パワーで易爻は占領できたよ」
覇権国家への道
「これで領地は13国。いよいよ最大勢力となったわけであるが……まだまだ油断はできぬ。他勢力に入る毎ターン2000の収入は、実質的には3~5カ国の収入に匹敵するのだからな」
「これだけの領地を得て、ようやく互角に戦えるようになった……ということなのかな」
「で、あるな。まだまだ複数の敵を一度に相手取れるだけの力はない。ここは金をばらまき、全方位友好外交の方針をとる。……むっ?」
「同盟を求めてきたみたいだけど……あれ、ハードモードの同盟可能数って、四カ国までじゃなかったっけ」
「うむ。どうやら相手から同盟を打診してきた場合は別のようであるな。こちらとしては、無理をするつもりが無い以上、渡りに船である。同盟を締結するとしよう」
「それじゃあ次回……そろそろ大戦争の時間、かな?」
リヴァス編その4に続く!