第26回:アラナダ編その5~堯舜の戦い~
前回のあらすじ:行き当たりばったり戦略で堯舜へ!
堯舜の戦い
「行くぞムーム! 雲雷軍に殴り込みだ!」
「それでは合戦用BGMを……」
「もう何も言わねぇぞ俺は……」
「敵軍、見えました! 兵力、士気、陣形、すべてこちらが有利です!」
「それに加えて装備の優位もある。が……油断はできねぇな」
「で、デフィス様~! なんだか押されてませんかー!?」
「落ち着けムーム。まだ始まってすらいねぇんだ。それに――」
「――こっちには援軍がいる!」
「同盟国と一緒に、数の力でやっちゃいましょー!」
「最初はほぼ互角だったが、時間経過とともにどんどん有利になる! これが援軍の力だ!」
「友情パワーですね!」
「このまま一気にケリをつけるぞ!」
「ほぼ互角だったわりには、終わってみると圧勝ですねー」
「うまく援軍を役立てられたな」
「このゲームは、いかに同盟国の援軍を効率よく使うかがカギなんですね!」
「攻城戦でも問題なく勝利! 堯舜を支配下に置いたぜ!」
「……あの、デフィス様。我が国の形、ちょっと細長すぎませんか?」
「お、いいところに気付いたな、ムーム。それじゃあちょいと地図を見てみるか……」
裏切り戦略
「やっぱりこれ、モンバルギを取られたら分断されちゃいますよね?」
「その通りだな。これを解消するために、今年はジィーアとリヴァスに攻めようと思う」
「えっ、でもそのふたつを支配しているヴェイ・ルース様とは、1ターン目からの同盟関係ですよね?」
「いいかムーム。今は神暦大戦、悪魔が微笑む時代なんだ!」
「ヴェイ・ルース様との同盟を解消し、リヴァス、ジィーアを占領しました」
「同盟破棄の瞬間のスクショ忘れだけがちょっと残念だったな」
「おぉー……良い感じの国境線になりましたね、氷虎様!」
「北と東に憂いはなく、南は同盟国が固めている。これで心置きなく征西を進められるってわけだ」
「それでは、次回は雲雷攻めから、ですね!」
(……ついに何も言わずに出すようになったな)
アラナダ編その6へ続く!