第34回:堯舜編その1~死んでも生きてやる~
キャラクター紹介
セイドウくん
デフィスくん
それゆけ内政特化ジジイ
「はじめましてかな、愚民の諸君。儂がこの神暦世界の法を司る神王……すなわち、法神セイドウである。担当する統治国は堯舜だ」
「よう、氷虎デフィスだ! 今回はなんつーか、戦術アドバイザーみたいな立場でアラナダから来てるんだが……なあセイドウ、本気でお前がやるつもりなのか?」
「無論だ。儂とて神王……乱世とあらば法を捨て、剣を取ることも覚悟しておる」
「いや、あんた剣なんて扱えねーだろ。見てみろよこれ」
「うむ。内政値45は全神王の中でもトップクラス。素晴らしい能力値であるな」
「どこがだよ! 内政ばっか高くて他はからっきしじゃねぇか! 戦術20の攻城はたったの5だぞ! 今は乱世だってわかってんのか!?」
「むぅ……仕方ない。ではボーナスは全て戦術に……」
「バカやめろ36になったところで焼け石に水だ! 攻城に振っとけ攻城に!」
「そして今回は五周目……当然、難易度を上げて挑戦するのだ。裏HARDモード、段階2である」
「おいおい大丈夫かよ」
「デフィスよ、そなたの助言も不要であるぞ」
「……いや、いらねえってんなら俺も余計な口出しはしねぇけどよ」
「ふっ……まあ見ておれ」
(ホントに大丈夫かぁ……?)
ジジイ無理すんな
「見るがいいデフィスよ。これが儂自ら采配を振るった結果よ」
「やっぱダメじゃねーか! なんだよ総兵力370って!」
「お、おかしい……壊滅している……こんなはずでは……」
「だから言ったじゃねぇか! さっさと指揮権をよこせ! とりあえず兵を揃えて……」
「しかしデフィスよ。兵と言っても、雇える兵数にも限界があるぞ。堯舜の国庫とて無限ではないのだ」
「なあに、1000も集まれば十分! あとは……まあ、なんとかなるだろ」
「デフィスよ、本当にこれで防ぎきれるのか? 城壁値8しか残ってないんじゃが……」
「はっきり言って無理だな。だからこそ、そのための同盟国だ! ここはあえて野戦に打って出るぜ!」
「おお……勝った! 勝ったぞデフィスよ! 堯舜国の記念すべき初勝利だ! この調子で他国に侵攻――」
「無理に決まってんだろうが! 当分は引きこもって戦力増強だ!」
「――無理かの?」
「100%無理だ! っつーわけで、次回は戦力が整うまで一気に時間を進めるぜ」
堯舜編その2に続く!