第33回:アラナダ編その12~オーバーキル~
前回のあらすじ:残り一国!
最後の戦い
「神暦322年、ついにこの時がやってきた……アラナダが世界を制覇する時が!」
「残る敵対勢力は、祭神ロジュウ様の礼儒国のみですね!」
「そしてそのロジュウと礼儒軍は、既に崖港に追い詰められている。やるぞムーム!」
「はい! それではいきます! 洗脳・搾取・虎の巻!」
「そっちじゃねぇ! 進軍だ進軍!」
「敵軍、見えました! 13000の大軍……のはずなんですけど、我が軍に比べるとずいぶん見劣りしちゃいますね」
「はっきり言って戦力過剰もいいところだからな、今のアラナダ軍は。……しかもここからさらに強化されるぜ」
「士気261、攻撃修正240%、防御修正215%……デフィス様、やりすぎでは?」
「まあな。これだけの戦力差で殴りかかると……こうなる」
「わー。圧勝ですねデフィス様」
「4ターンで敵本陣を殲滅! 敵兵の損害およそ9000に対し、我が軍の被害は……わずか18人だ!」
「竹槍で機関銃陣地に突撃でもしたんでしょうか……?」
「当然このあとの攻城戦も問題なく勝利し、ついに――」
「――俺達の、勝ちだ!」
世界帝国アラナダ
「苦節二十余年……やりましたねデフィス様!」
「ああ。見ろムーム! 今やアラナダの総収穫は、41834だ!」
「1ターン目はわずか680の収穫量でしたね」
「豊かになったなぁ……」
「それではクリアデータを見ながら反省会の時間です!」
「反省会? そんなのやんのか?」
「尺がまだ余ってるので。……何かありませんか、反省点」
「あー……まあ一番デカいのはあれだな。崖港と金沙の行軍順調整ミス。あれが無ければクリア年数を2年は短縮できたはずだ。
それと遺伝子収集があまり進まなかったことは、心残りではある」
「次はもっと丁寧なプレイを心がけていきたいところですね!」
「次? ……おい待てムーム、次って何だ!? 俺は聞いてねぇぞ!?」
次回予告
「次は才能遺伝子収集を念頭に、義心と用兵が欲しいから堯舜でやる、だそうです!」
「堯舜か……あの国の神王ってどんな奴だったっけ……?」
「ヒゲです」
「ヒゲか……おい待てムーム、どのヒゲだ? このゲームヒゲが多いからさっぱりわからねぇぞ!?」
「ああっ! ごめんなさいデフィス様! もう尺が無いのでお答えできません! アラナダ編はここまでです!」
「マジで!?」
「最後ももちろん、この曲でお別れです! 次は堯舜でお会いしましょう!」
堯舜編に続く!