ごあんない:もくじと第0回
Q.なにここ
A.ヴァジアルサーガXXのプレイレポート置き場です
もくじ
龍戒編
龍戒国の神王 覇帝ソウリュウでプレイ。オーソドックスな一周目。
灯咲編
灯咲国の神王 ライネ・灯咲でプレイ。弱小従属国から成り上がる二周目。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8
紅彩編
紅彩国の神王 紅彩でプレイ。地味なモブ神王のぐだぐだ制覇記録な三周目。
アラナダ編
アラナダ国の神王 氷虎デフィスでプレイ。今回から裏ハードモード(敵国に収入ボーナス)解禁の四周目。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12
堯舜編
堯舜国の神王 法神セイドウでプレイ。久々のプレイだったため初回から大失敗をやらかす五週目。裏ハードレベル2。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8
リヴァス編
リヴァス国の神王 ヴェイ・ルースでプレイ。裏ハードモードレベル3に挑戦したらあっさりゲームオーバーになってしまったので慎重にプレイする六週目。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8
第0回:一日一時間やれば一週間で一周できるでしょ多分。
みなさんはじめまして。ヤギチュールです。
このブログはヴァジアルサーガXXのプレイレポートを掲載する(予定の)場所なのですが、まずは最初にいろいろと。
ヴァジアルサーガXXとは?
そもそもヴァジアルサーガXXとは、2006年に発売されたゲーム、ヴァジアルサーガ……の、2010年に発売された拡張版、ヴァジアルサーガDeluxe……の、リマスター版として2021年9月3日にSteam版が発売される予定のゲームです。
公式サイトはこちら!
Steamのリンクはこっちね。
ヴァジアルサーガは、愚民洗脳&国取り戦略系のシミュレーションゲームです。
内政で国力を強化し、外交による策略を巡らせ、合戦で勝利し、
全ての国を占領すれば、「世界制覇」となります。(公式サイトより)
国取りSLG、つまり広いくくりではコーエーの三国志やら信長の野望やらと同じジャンルのゲームなわけですが、この手のゲームとしては比較的シンプルな部類で、一周数時間くらいでサクサクっとプレイできます。
……ちなみに周回プレイを前提とした収集要素もあります。
ヴァジアルサーガってこんなゲーム
- 不老不死の神王となり他のすべての神王を封印or追放して世界制覇だ!
- 配下の愚民を洗脳&搾取! 愚民は反逆も裏切りもしません!
- 優秀な武将同士を交配させて最強の武将をつくろう!
- 武将の持つ固有の「才能」は全90種類! 周回してコンプリートをめざせ!
じゃあここでは何をするの?
ということで本ブログでは、HARDモードでの全神国制覇&才能コンプリートを目標として、プレイレポートを書いていきます。
ちなみに神国は全部で39国あるので、最低でも39週する必要があるわけですね。
なお、ヤギチュールはDeluxe版のNORMALモードで34国まで制覇、収集要素は100%達成済みです。たぶんやり直しを含めたら2~300時間くらいはやってるんじゃないでしょうか。あまりやりこんでいませんね。
終わるまで何年かかるかなぁこれ。。。
ヤギチュールでした。
第49回:リヴァス編その8~決着~
前回のあらすじ:理想的包囲殲滅で紺華軍全滅だ!
開戦!
「僕のリヴァス軍が紺華軍にとどめを刺した頃……」
「南方ではシンリュウがムラマサを倒し、いよいよ残り二国となった……さあ、最後の戦争であるぞ、ヴェイ・ルースよ」
「それじゃあ――」
「――貴公の首は、柱に吊されるのがお似合いだ……」
圧倒!
「宣戦布告が済んだところで、早速敵軍の襲来である。数は……およそ二万と六千!これまでにない大軍であるな!」
「まあ……敵じゃないんだけどね」
「リヴァス軍は総兵力四万以上、さらに『砂神』や『天女』等の強力なレア才能持ち武将がごろごろいる……普通の軍勢では相手にならぬな」
「というわけで神暦331年……敵はトランベルに追い詰めたよ」
「ケリを付けるときが来たようであるな」
「うん。……全軍、攻撃開始。目標は……トランベルの皇陰軍、黒帝シンリュウの身柄だ」
「リヴァス軍は子孫武将たちの才能により、攻撃修正351%というとんでもない強さになっているが……敵もシンリュウの才能『黒龍』の効果で攻撃修正が向上している。289%はこれまで戦ってきた相手の中では破格であるな」
「これだけの軍勢の激突……敵も味方もただでは済まないだろうね」
「敵軍に四千近い損害を与え、複数の部隊を潰走させたが……味方も千五百ほどの兵が倒れたか。これまでにない被害であるな」
「それでも全体から見れば『微々たる損害』でしかない。僕たちの勝利は……揺るがない」
「最後はあっけないものであるな」
勝利!
「序盤は苦労したけれど……終盤は圧倒的だったね」
「裏ハードモード3のAI収入ボーナスも、大勢力になってしまえば誤差のようなものであるからな。中盤まで逃げ回り、好機に一気に勝ちを取りに行く戦略がうまくいった結果である」
「遺伝子収集も順調、と……」
次回予告
「さて、では次回のプレイヤー勢力であるが」
「クリア時点で唯一リヴァス軍にいた堕神王……シャラにやってもらおうかな」
「それなりの戦術値と才能『鬼神』を持つ紺華の鬼神シャラであるな。敵に回すと厄介だが味方にすると絶妙に使いづらい神王である」
「それじゃ……次回もよろしく」
次回、紺華編に続く!
第48回:リヴァス編その7~激突~
連戦!
「リヴァスを奪還したけれど、敵はすぐに攻めてくる……」
「とはいえこちらも戦力は十分。まずはジィーアから迎撃である」
「勝ったね」
「うむ。布陣時点で勝利を確信する戦力差である」
「モンバルギ側にも同規模の敵……総大将はタウロス……第三世代型の月人だね」
「主力をジィーアに置いている都合上、このモンバルギの戦いでは白龍、黒龍、天女等の野戦開始時に発動する才能の恩恵は受けられぬが……」
「撃退だけならこれで十分……」
「うむ。さて、次はこちらの反撃であるな」
堯舜包囲戦
「採るべき方針は明白……雲雷、砂蛇を抑えて、敵軍を堯舜に包囲」
「問題は雲雷に駐留している敵軍が少なすぎる点であるな。奇襲を受けぬよう、思い切って兵力を減らす。総兵力13500で進軍である」
「……奇襲を受けない、という目的は達成したけど……少なすぎじゃない?」
「ぬう。たしかに……3ターン目開始時点で、数は逆転されてしまったな」
「でもまあ……負ける気はしないんだけど」
「追撃戦では2500の敵兵を討ち取り、ひとまずは雲雷攻略成功である」
「この後モンバルギに敵が来たけど……籠城戦で撃退したよ」
「そして翌年、同様に砂蛇を奪取」
「野戦の様子は……雲雷の戦いとほぼ同様だったから省くよ」
「これにて堯舜包囲網、完成である」
「今度はジィーアに敵が来たけどこれも撃退して……」
「翌、328年。いよいよ紺華軍との最後の戦であるな」
「うん、行こう……決戦だ!」
「いざ、堯舜!」
「えー……戦闘カット?」
「仕方あるまい。もはや紺華軍など相手にならぬわ。攻城戦にも問題なく勝利し――」
「――敵神王も捕縛。これでもう、シャラの持っていた領土は全てお主のものであるぞ、ヴェイ・ルースよ」
「あと、残るは……」
「皇陰の神王、黒帝シンリュウのみであるな」
リヴァス編その8に続く!
第47回:リヴァス編その6~激動~
前回のあらすじ:窮地脱出!
アヴァリス滅亡
「アヴァリスは西を紺華軍、東をリヴァス・皇陰連合軍に挟まれ、さらに南北に戦力が二分されている……」
「今こそ好機! アヴァリス領モンバルギへ進軍である!」
「こちらは総兵力25500……アヴァリス軍はそれなりに優秀だけど、数で押し潰す」
「敵の奇襲を逆手に取り、援軍もろとも2ターンで撃破である」
「攻城戦にも勝って難なく占領……南はどうなるかな」
「シンリュウとアヴァリス、どちらも優れた将器の持ち主ではあるが……」
「アヴァリス滅亡……あっけないものだね……」
「勝負というものは一瞬でひっくり返るものなのだ。我らも気を引き締めなければならぬな」
包囲殲滅
「ここからは僕とシャラの正面きっての戦いか……」
「うむ。皇陰国のシンリュウは双方と同盟を結んでいるから、今回は中立の立場を取るであろうな」
「邪魔立ては無しの一騎打ち……まずはリヴァスに駐留している敵部隊を潰す」
「ではリヴァスを孤立させるため、先んじて隣のジィーアに進軍である」
「覇帝ソウリュウ……かつての龍戒の神王」
「シャラの軍門に降っていたか。厄介な相手ではあるが……」
「戦力差が大きすぎたね」
「これによって、ジィーアの敵軍を包囲することができた。……あとは殲滅するだけであるな」
「翌年、総兵力37000でリヴァスに進軍したよ」
「なぜ総大将がソウリュウではないのだ……戦術値よりも総兵力優先なのか?」
「それよりも武将数の差が大きすぎるね。6対17じゃ勝負にならないよ」
「残るは攻城戦のみであるな。このために炎龍砕の才能を持つ子孫武将を用意しておる」
「……あ、待って。危ないかも」
「ぬう! 霊呼か! しかし残り士気92ならば……攻めきれるのか?」
「やってみる……」
「なんとかなったか。これでアヴァリス軍は、武将6人を失ったわけであるな」
「次回は……いよいよ敵本隊との激突だね」
リヴァス編その7に続く!
第46回:リヴァス編その5~逆境~
苦境の予感……
「……今回はタイトルが不穏だね?」
「うむ。神暦319年、我らがリヴァス軍は希泉での会戦に勝利したわけであるが……西側の情勢が不利になりつつあるのだ」
「堯舜と皇陽を領有していたゴート・メイサスが滅ぼされちゃった……」
「これにより我らリヴァスはアヴァリスと国境を接することとなった。そしてアヴァリス、リヴァスのどちらとも同盟を組んでいる紺華は……翌年に確実にどちらかに絶縁状を叩きつけてくる。この場合、おそらく狙われるのはリヴァスの方であろう」
外交的敗北
「というわけで神暦320年……東はもう放っておいても大丈夫だね」
「シャラとアヴァリスの同盟を相手に正面から戦うのは無謀であるから、せめてアヴァリスと同盟を結んでおきたい。しかし同盟国数が上限いっぱいであるので、ここは弱小勢力と化したキルマとの同盟を切る」
「そしてアヴァリスに同盟を打診……」
「そしてこの後、恐れていた事態が起こった」
「うぅ……」
「こうなっては致し方なし! リヴァス軍はこれまでの方針を撤回し、以後、モンバルギ以北の領土は放棄する!」
縮小戦略
「で、翌年にこうなったわけだけど……」
「うむ。狙い通りである」
「……本当に? 領土を大きく削られているみたいだけど」
「それがまさに狙いなのだ。国境線を縮小し、紺華とリヴァスとの接続を絶つ。このターンに紺華軍にリヴァスを、アヴァリス軍にベルナを占領させるよう誘導するのだ」
「……なるほど。そうすれば紺華は国境を接している国がアヴァリス領だけになるから……」
「必然、紺華・アヴァリス同盟は解消に向かうであろう。狙いはまさにそこにある」
「うまくいったみたいだね。僕らとシャラの間に、アヴァリスの領地が薄く伸びている……」
「うむ。見事にこちらの狙い通りの国境線が形作られた! そして――」
「――紺華・アヴァリス同盟解消である! リヴァスの逆境は好機へと変わり、逆にアヴァリスの命運は風前の灯火となったのである!」
「それでは次回、激動の巻……」
リヴァス編その6へ続く!
第45回:リヴァス編その4~裏技~
前回のあらすじ:五年で従属国から最大勢力へ!
静観の構え
「……そろそろ力もついてきたし、いよいよ大きな戦になるのかな」
「で、あるな。狙い目は希泉。他の国境はすべて同盟国で固めておるし、なにより大陸東南部には小国しか存在しておらぬ。まずは潰せる相手から潰すべきである」
「大国の相手はその後、というわけだね」
敵将の殺意が高すぎる
「翌、神暦319年。リヴァス軍は希泉攻めの軍を編成した。子孫武将の強力な才能が並ぶ錚々たる陣容である」
「……ずいぶん、騎兵偏重だね?」
「相手のギム・ザイファの軍が剣兵偏重であるからな。カウンター兵種をしっかりと準備しておいた」
「……敵に羅刹と修羅があわせて五人もいるのが気になるんだけど」
「いずれも個人戦で敵を討ち取る確率が上がる才能……我が軍の将に犠牲が出ることを覚悟せねばなるまいな……」
「……レア才能持ちが討ち取られるのは嫌だな……」
裏技戦略……?
「さて、侵攻作戦を発動する前に、希泉を挟んだ隣国を治める刀神ムラマサと同盟を締結する」
「……え? 待ってよセイドウ。もう同盟国数は4で、ハードモードの上限いっぱい……」
「実はな、ヴェイ・ルースよ……さっきプレイヤーが裏技を見つけてしまったのである」
「……どうやったのさ」
「同盟国数が4カ国以上の場合、『同盟を結ぶ』コマンドは実行できぬ。そこで、『資金提供』コマンドを実行するのだ。……資金提供後の相手との関係が『良好』である場合、そこで自動的に同盟を結ぶ選択肢が表示されるのであるが……このとき、難易度による同盟国数の上限判定が抜けているようなのだ」
「……セイドウ、これってずる――」
「さあ征くぞヴェイ・ルースよ! いざ希泉!」
希泉の戦い
「戦神、修羅、羅刹、羅刹……なんとも殺意の高い軍勢だね」
「こちらも負けてはおらぬぞ。見よ!」
「これはひどい……」
「士気256! 攻撃修正3.4倍! 防御修正2.5倍! これが周回を重ねたプレイヤー勢力の力である! まさに圧倒的!」
「戦いにすらなってない……これじゃ虐殺だよ」
「しかし万が一、一騎打ちが発生していればどうなっていたかわからぬもの事実である。下手に手心を加えようとすれば、足下をすくわれるのが戦争なのだ」
リヴァス編その5に続く!
第44回:リヴァス編その3~叛乱~
前回のあらすじ:失敗しちゃった☆
蜂起!
「神暦312年……今度こそ」
「うむ。従属契約を破棄し、雲雷領ジィーア、雲雷領モンバルギに侵攻である!」
領土拡張
「侵攻作戦は成功だね……」
「で、あるな。さらにここから順調に侵攻を続け、神暦316年には――」
「――このとおり、領土を9カ国まで拡大したわけであるが」
「問題はここからだね」
「うむ。これまでは無人の領地を奪い取ってきただけであったが、これより先はどうやっても戦を避けては通れぬ」
「さしあたっては……易爻」
同盟国の使い方
「うむ。易爻戦はまともな戦になるであろうが……ここは、元服したての新人武将『鬼刃』一人に任せることとする」
「……一人で大丈夫なの?」
「案ずるな、ヴェイ・ルースよ」
「出兵費100……わずか500の兵で? 敵軍は守備隊480に加えて、後方に援軍がいるみたいだけど」
「心配無用。このために先程、皇陰国の黒帝シンリュウと同盟を結び、援軍要請をしておいた。つまり……こういうことである」
「これは……ひどい……」
「これこそヴァジアルサーガ。いかにして同盟国の戦力を上手く利用するか……自国の出兵費を抑えるだけでなく、将来的なライバルである同盟国に兵力を消耗させることもできる。まさに一石二鳥の戦略であるな」
「なにはともあれ、同盟国パワーで易爻は占領できたよ」
覇権国家への道
「これで領地は13国。いよいよ最大勢力となったわけであるが……まだまだ油断はできぬ。他勢力に入る毎ターン2000の収入は、実質的には3~5カ国の収入に匹敵するのだからな」
「これだけの領地を得て、ようやく互角に戦えるようになった……ということなのかな」
「で、あるな。まだまだ複数の敵を一度に相手取れるだけの力はない。ここは金をばらまき、全方位友好外交の方針をとる。……むっ?」
「同盟を求めてきたみたいだけど……あれ、ハードモードの同盟可能数って、四カ国までじゃなかったっけ」
「うむ。どうやら相手から同盟を打診してきた場合は別のようであるな。こちらとしては、無理をするつもりが無い以上、渡りに船である。同盟を締結するとしよう」
「それじゃあ次回……そろそろ大戦争の時間、かな?」
リヴァス編その4に続く!
第43回:リヴァス編その2~失策~
前回のあらすじ:滅亡したのでやりなおし
ジィーア戦
「さよならジィーア。君の国は……僕がもらう」
「よし。隣国のアヴァリスとモンバルギへの援軍要請も済ませた。いざ出陣である!」
「この戦力なら負けはしないね」
「しかし敵は後方の雲雷に2000以上の兵力を残しておる。戦場に援軍が駆けつけてくれば、士気回復効果によって戦いが長引くことは必至である」
「けど……援軍ならこっちにもいる」
「なかなか見応えのある戦であるな」
「援軍に別働隊に……動きは激しいけど、こっちも向こうも決め手に欠けるね」
「別働隊到着時の士気回復効果で、リヴァス軍の士気は全快しておる。このまま攻めきれればよいが……む?」
「逃げられた……いや、余計な犠牲を出さずに済んだと思うべきかな」
「うむ。このままジィーアを占領するとしよう」
「これで、まずは一国……」
「うむ。しかし状況はあまり良くない方向へ転がってしまったようであるな」
失策
「ジィーアの占領で収穫高は跳ね上がったけれど……」
「隣国雲雷の雷神キルマが問題である。キルマはネミス、オーサス、アヴァリスと同盟を結んでいるため、リヴァスとは同盟を結ぶ理由がない……このターン、ジィーアを明け渡す他はないな」
「……失敗した?」
「で、あるな。動き出すのが早かった。……とはいえ、転んでもただでは起きられぬわ。見ておれ――」
従属戦略
「――翌306年、リヴァスは雲雷に従属した。結果、雲雷の外交状況はこうなった」
「この状況……キルマの雲雷軍は、次にモンバルギを攻める?」
「その通りである。リヴァスが従属し、他の国境は同盟国で固まっている現状、雲雷軍が攻め込める場所はモンバルギ以外にない。そしてさらに我が国にとって良いことに――」
「――ムラマサ、キルマ同盟成立。重要なのは、ムラマサの陸奥国はリヴァスにとって隣国であるということだ」
「つまり、攻め込まれる心配がなくなった?」
「その通りである。翌年の世界情勢は、ほれこの通り」
「リヴァスに攻め込める国がない……」
「失策を犯しはしたが、まだ挽回の余地はある。次回からはさらに国力を高めなければならぬな」
リヴァス編その3に続く!
第42回:リヴァス編その1~滅亡~
キャラクター紹介
ヴェイ・ルースくん
セイドウくん
リヴァスにて
「……魔鏡、発動。見せておくれ、僕の――」
「――っ、これ、は……」
「む? ヴェイ・ルースよ、何を見ておったのだ? ……顔色が優れぬようだが」
「……セイドウ殿。……未来を、見ました」
「未来? ……なるほど、これは――」
「――そうか、滅亡してしまったのか。これはひとつの、ありえたかもしれぬ未来というわけであるな」
「……」
「そう不安がることもあるまい。魔鏡の見せる未来は絶対ではない……これから変えていけば良いではないか、のう、ヴェイ・ルースよ」
「……そう、だね」
裏ハード3に挑戦!
「というわけで、前回の堯舜編より引き続きお付き合い願おうか。堯舜の神王、法神セイドウである」
「……僕はヴェイ・ルース。リヴァスの神王です」
「今回のプレイ国はリヴァス。神王であるヴェイ・ルースは、戦術こそ控えめではあるが他の能力は軒並み高水準、才能もSランクのレア才能『魔鏡』持ちであるな」
「野戦は、ちょっと苦手。……だから月人には、カルキノスを選ぶよ」
「そして難易度はハードモードに裏オプションを追加し、裏ハード3に挑戦する」
「敵国すべてに毎ターン金2000を与える……軽率に選ぶハンデじゃないよね」
「実際、この難易度をなめてかかったプレイヤーは5ターンであっさり滅亡してしまった。……それが冒頭のゲームオーバー画面であるな」
「二の轍は踏みたくない、かな」
同盟結界
「滅びぬ事を念頭に最初のターン。まずは隣国に狙われぬよう不戦同盟を結ぶのだ。周囲すべてを同盟国で囲めば、攻め込まれる心配は皆無。同盟結界である」
「この間に国力を蓄える……そういうことだね?」
「うむ。儂も戦下手ではあるが……戦で勝てぬのであれば、経済で勝てば良いのだ。勝機が訪れるまでじっと腰を据えて待つ。それも立派な戦略である」
「5ターン目になったよ」
「ふむ。総収穫は500以上向上し、兵力も貯まってきておる。……そろそろ仕掛けても良い頃合いであるな」
「狙うならジィーア……かな」
「機は熟した、といったところか。では次回、いよいよ戦争に望むとするか」
リヴァス編その2へ続く!
第41回:堯舜編その8~ぐだぐだ征伐戦~
前回のあらすじ:新たな砂神が生まれた!
シュンケイ征伐
「神暦335年、我が堯舜軍は、知龍シュンケイ率いる呉宇軍を打ち破った」
ヴェイ・ルース征伐
「残るはヴェイ・ルースだけだな。サクっと片付けるか」
「うむ。その予定では、あったのだが……」
「? なんだよセイドウ、歯切れ悪いな」
「これを見るのだ、デフィスよ」
「おい、セイドウ……なんでお前が野戦に出てるんだよ! 戦術値が低い神王は戦場にはいない方が良いって言っただろ!?」
「うむ。それはな……」
「……それは?」
「……誤操作である!」
「おい!」
「全軍退却! 退きゃーく!」
「あー、てなわけで、シュンケイ征伐から7年」
「神暦342年、散々(誤操作に)手こずった末、我が堯舜軍はようやくヴェイ・ルースの軍勢を打ち破り――」
「――我が堯舜が、この神暦世界を完全制覇したのである」
長く苦しい戦いだった……
「ようやく終わったな……やけに長く感じた戦争だったぜ……」
「終盤に誤操作を繰り返した結果5ターンは世界制覇が遠ざかったからな……最大の敵はプレイヤーの集中力の低下であるな」
「適度な休憩は大事だな……っと、それよりもセイドウ、才能遺伝子だ! 今回の主目的はそっちだろ! どのくらい集まったんだ?」
「うむ。前回アラナダ編では56%だったが、大きく進んだぞ!」
「さらに砂神の才能もゲット、と。目的はしっかり達成できたな」
「うむ。では……次を考えるとしようか」
次回予告
「次、か。俺はどうせ今回までだろうしな……セイドウ、お前が気になる奴で良いんじゃねぇのか?」
「儂もそのつもりであった。……今回、最後に降した相手を選ぼうと思う」
「なるほど、ヴェイ・ルースのリヴァスか。……難易度としては、堯舜よりはかなり楽だろうな」
「うむ。というわけで次回は、裏ハードモードのレベルをさらに一段階上げて、リヴァス編である」
リヴァス編に続く!
第40回:堯舜編その7~八卦決戦~
八卦決戦
「壮観であるな……」
「この規模の会戦は初めてだな。互いに数万規模の大軍勢だが、今回の目的は野戦による敵戦力の壊滅だ!」
「……ところでデフィスよ。我が軍にいる、このスピリアルナイトとかいう戦術120のバケモノは何者だ……?」
「こいつもStudioGiwファン向けのファンサービス武将だな。気になるならヴァスタークロウズをチェックだ!」
「ではそのスピリアルナイトを総大将とし、アヴァリスには陣要に回ってもらうとしようか」
「合戦開始だ! 先陣戦では堯舜軍が勝利! しかし敵は白虎、黒龍の才能で自軍を強化してきているが……それでも、こっちの方が強い!」
「勝てるか?」
「当然! 兵の数と武将の質が違う! オマケに――」
「――こっちには砂神まで付いてんだ! 負ける要素がねえぜ!」
「しかし、さすがに無傷とはいかぬな。5000近い兵が倒れたか……」
「士気も半分近く削れちまってる。これじゃ攻城戦でも攻めきれねぇ。が……敵戦力の壊滅という目的は達成した!」
「うむ。大義であった……」
ついに!
「そしてさらにこのターン、もうひとつ良い知らせがあるぜ!」
「な、なんと! ついに、ついに……!」
「ついに神暦332年……砂神持ちの子孫が生まれたぜ! ……意外と早かったな」
「うむ! 神暦350年頃まではかかるかと思っておったが……いや、なんとも僥倖である!」
「これで今回のプレイの目的は達成したな。……あとは残党の討伐か」
「では次回……堯舜編、最終回である!」
堯舜編その8に続く!
第39回:堯舜編その6~砂神が出ない~
前回のあらすじ:ミル・フラートを倒した!
あの人が来た!
「むっ……デフィスよ。ソウリュウが我が国と事を構えるつもりのようであるな」
「それじゃあサクっと殴るか」
「この国力差では勝負にならぬであろうな……」
「あとは呉宇と灯咲を占領すれば勝負アリだな」
「で、あるか……む?」
「こいつは……知る人ぞ知るファンサービス武将が仕官してきたな」
「わこじょい」
「おつじょい」
「……ふむ。運が向いてきたのかもしれぬ。これならば砂神の才能獲得もじきに……」
「1/100をそう簡単に拾えるか? 期待は程々にしといて、とりあえず今はソウリュウを殴るぜ!」
灯咲の戦い
「ふむ……いまひとつ盛り上がらぬな」
「終盤戦ではあるんだが……戦力差が圧倒的だからなぁ。総兵力こそ二倍の差しかないが他の要素が隔絶してやがる……見ろよ、圧勝だぜ」
「あっけないものであるな」
「なにはともあれこれで勝利! 龍戒国の領土はすべていただきだぜ!」
「しかし……まだ我らにはやらねばならぬことがあるのだ……」
急転
「どうだセイドウ、アヴァリスの子供はできそうか?」
「いや、またダメであったわ。さすがに1%はそう簡単に引けるものではないな……」
「まだしばらくかかるか……少々厄介だな」
「うん? ……何があった、デフィスよ」
「従属させていたヴェイ・ルースが離反した」
「……なんだと?」
「ぬう、なんということだ……このために従属国が離反しにくくなる『王信』持ちの子孫まで作っておいたというのに……!」
「さらにもうひとつ悪い知らせだぜ」
「そうか……もうしばらく、子孫繁栄に専念できるかと思っておったが」
「堯舜VSリヴァス&呉宇、ってところだな。奴らの総兵力は合わされば30000を超える。こいつらが最後の山になるぜ」
「受けて立とうではないか、デフィスよ。……決戦だ!」
堯舜編その7に続く!
第38回:堯舜編その5~ミル・フラート征伐~
前回のあらすじ:地味に領土を拡張
ネミス軍分断作戦
「神暦321年、ネミス軍の分断作戦を発動する!」
「応! ネミス軍は皇陰に主力、華限に別働隊を置いているが、その中間地点であるハイネルには守将一部隊を残すのみ……ここを叩いて敵軍を分断、孤立させるのが目的だ!」
「では征くぞデフィスよ! いざ、ハイネル!」
「お前は留守番な。総大将はアヴァリスにして進軍だ」
「……(´・ω・`)」
ハイネルの戦い
「敵軍は戦力の集結が間に合っていないようだな! 初期配置はわずか5部隊だけだ!」
「うむ。次のターンに援軍も現れたようだが……」
「3ターン目にはケリが付いたぜ!」
「我が軍の損害は僅か……流石は戦術値90、砂神アヴァリスか」
「その後、危なげなく攻城戦にも勝利。ハイネルの占領に成功したぜ」
「続いて別働隊により源霊も占領。これにより、敵主力の分断、孤立化に成功したわけであるな」
皇陰の戦い
「神暦322年、ネミス軍は分断され、神王ミル・フラートは皇陰で包囲されている!」
「うむ。ここを攻め落とせば、ネミスの領土はすべて堯舜のもの……」
「両軍布陣完了。敵軍もそれなりに戦力を整えてはいるが、あらゆる点でこちらが上回っている。……はっきり言ってこの戦い、見所はねぇな」
「そうなのか?」
「ああ、見ろよセイドウ。3ターンで圧勝だぜ」
「ふむ。ならばこの後の攻城戦も余裕……」
「……いや、そうでもねぇぞ。皇陰の城壁値……39だ!」
「ぬぅ。勝てるのか、デフィスよ」
「正直微妙……いや、ギリギリ助かった!」
「炎龍砕の才能持ちが自軍にいなければ攻めきれぬところであったな……」
「なにはともあれ、これでミル・フラートの身柄はこちらのものだ! つまり――」
「――敵国領土、総取りだ!」
「ついに大陸の半分以上が我が領土となったか……」
「もはやこれでほぼ勝ったようなもんだな!」
「うむ。……しかし今はもうひとつ目標がある。なんとしても『砂神』才能遺伝子を回収せねば!」
「つーわけで次回は、再び内政ひきこもり子孫繁栄の時間だな!」
堯舜編その6に続く!
第37回:堯舜編その4~空き巣戦略~
前回のあらすじ:戦勝により大躍進!
子孫繁栄のターン!
「神暦314年になったな。我が堯舜国は周囲を同盟国に囲まれ、つかの間の平和を享受しておる」
「とはいえ今は乱世だ、先の話にはなるが、いずれは同盟国とも戦うことになるぜ。東西をアラナダとネミスの二大国に挟まれている現状、どっちを先に敵に回すかが重要だな」
「ふむ、その点だがなデフィスよ。しばらくはこのままでも良いのではないか? 敵への備えが不要であるならば、この機に内政へ注力したい。なにより、今は我が陣営にアヴァリスがいる」
「砂神の才能を狙うってのか? かなり時間がかかりそうだが……まあ序盤に10ターン無駄にしてるし今更か」
「というわけで子孫繁栄のターンじゃ!」
かすめとる
「とか言いつつ隣にがら空きの領地があるんだが」
「ふむ……で、あるか。然らば」
「よっしゃあ! 陸奥にアラナダに真陽に……同盟してるからってすっかり油断してるな。攻め取り放題だぜ!」
「基本的には内政を進めつつ、片手間に隣国の領土をかすめとった結果、神暦321年にはこうなった」
「ところでその間の子孫繁栄はどうだったんだ? 『砂神』の才能を継いだ子孫は生まれたか?」
「そう簡単に1%を拾えるはずもなかろう」
「だよなぁ」
チャンス到来?
「ところでデフィスよ。……この状況、儂は攻め込む好機と見るが、そなたはどう考える?」
「たしかに今ネミスを攻めるのは好手だと思うぜ。守りの薄い源霊とハイネルを取れば、敵の主力を皇陰と華限にそれぞれ孤立させることができる。勝負に出るのも悪くねぇ」
「で、あるか」
「ああ。……やるのか?」
「うむ。今こそ儂の真の力を見せる時!」
「いや攻めるにしてもお前は戦場には出さねぇって」
「……(´・ω・`)」
いざハイネル!
「朗報だセイドウ! 八卦国に追い詰められていたヴェイ・ルースが、こちらの降伏勧告を受諾したそうだ! ハイネルで戦うなら援軍を期待できるぞ!」
「……しかし兵力2000にも満たぬ小勢ではないか。役に立つのか?」
「援軍到着時の士気回復効果は、兵数が少なくとも有効だ。しっかり役に立ってくれるはずだぜ」
「では征くぞデフィスよ。ハイネルへ進軍、無論総大将はこの儂――」
「じゃなくてアヴァリスな。お前は伽羅で留守番だ」
「――(´・ω・`)だめかの?」
「ダメだ。……仕方ないだろ、お前軍才はからっきしなんだからよ」
「大人しく防衛と内政に励むか……」
堯舜編その5へ続く!
第36回:堯舜編その3~本格始動~
前回のあらすじ:いよいよ本格的に戦闘開始!
モンバルギ侵攻戦
「行くぞデフィスよ。モンバルギとの全面戦争である」
「まずは物神サトリに1000の兵を預け、空のベルナを占領だ!」
「続けてモンバルギに総力をあげて進軍する! 行くぞ皆の者!」
「あー、いや。アンタは残っててくれ。神王は戦場にいれば必ず総大将になるから、戦術値が低い神王はいない方がむしろ良いんだ」
「……( ´・ω・` )」
「総兵力こそ互角だが、敵は兵の殆どを神王に集中した歪な陣形だ! こちらには同盟国の援軍も付いてる……焦らず当たれば勝てるぞ、行くぜ野郎共!」
「儂も戦いたかった……」
「難なく勝利だ! 当然の結果だな」
「攻城戦も無事終了し、これで我が堯舜は統治国数5の中堅勢力となったわけであるな」
「十年あれば戦力の壊滅した小国でもなんとかなる。証明できたな、セイドウ!」
「しかし大戦の本番はむしろこれからであろう。まだまだ先は長い……」
あいつが来た!
「さて、神暦313年になったわけだが……ここで大ニュースだ」
「砂神、アヴァリス……!」
「このゲームの最強才能持ち神王だな。……もうこれ世界制覇確定したようなもんだろ。堯舜編完結でいいんじゃねぇの?」
「ぬぅ……一理あるか……!」
「いや否定しろよ。お前の国だろセイドウ」
「もう耐え忍ぶ必要はあるまい。続けてコリュウを叩くのだな」
「ああ。同盟を破棄し、皇陽に侵攻する!」
皇陽包囲戦
「同盟国への援軍要請は済ませておいた。あとは頼むぞデフィス」
「若干やりすぎな気もするな……この状況が作れたら後は誰がやっても勝てるだろ」
「で、あるか。なら次は儂が総大将――」
「ダ・メ・だ! 兵を無駄に殺すつもりか!」
「――(´・ω・`)」
「敵は弓兵を集中運用し、葉双の陣で守りを固めてきておるな」
「防御力が高いなら、それ以上の攻撃力をぶつけてやるだけだ! 別動隊は最小限に抑え、爪虎陣で強襲をかける!」
「7000以上の敵兵が消し飛んだ……圧倒的ではないか我が軍は!」
「攻城戦も力押しで終わったぜ。さらにもう一ついい知らせだ」
「内政値30の遠洗持ちであるか! 素晴らしい!」
「これで統治国数は6……堯舜もついに世界第三位の大国だな!」
「ふふふ……これでもう誰にも我が堯舜を小国とは呼ばせぬぞ……」
「しかし暴れ回るにはまだ力不足だ。次回からはより慎重に国力を高め、アラナダ、ネミスの二大国の力を削げるよう立ち回っていくぜ」
堯舜編その4に続く!